これが中学最高記録誕生の瞬間だ!
 平成20年3月31日 奈良北和記録会

 


 助走およびポールの保持には課題が残るが13フィートのポールを12歩で操る。
左手の使い方,ロックバックからのポールにそった引き上げは中2の動作とは思えないほどすばらしい。
さすが,器械体操出身の彼女で,鉄棒で身に着けた技術を十分に利用している。
 歩数を伸ばし,ポールが14Fに変化してくるともしかして,今シーズンに4mも十分ありえる。
 ポール業界に大きなヒントを与えてくれる跳躍だ。

  4年前仲田 愛が出した3m70cmの跳躍とは明らかに違いがある。
 私は,仲田への指導は,「スピード筋力が男子並みであれば,男子の記録に迫るだろう」
という仮定のもと,3種競技AおよびBで日本一を狙い3種競技A(高跳び,100m,砲丸)で優勝,
3種競技B(走り幅,砲丸,100mH)で2位となった。
 仮定は,実現のものとなり,当時の中学最高記録となった。
 しかし,この技術を見て新たな取り組みが見えてきた。それは器用性。
 棒高跳びは実に奥が深い,楽しみがもっと沸いてきた。
                                            (PVA代表 井上)

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